2016.08.15更新

ダウンタイムについて

手術してから回復するまでの期間を「ダウンタイム」と呼びます。いわば「普通の生活を送って支障がなくなるまでの期間」を指しますが、このダウンタイムのことを考えずに治療を受けてしまうと、治療後に予定していたスケジュールに支障が出てしまうこともありますので注意が必要です。
眼瞼下垂はまぶたを手術することになりますが、スキンケアの方法が話題となるほど繊細な顔の皮膚のなかでも、最もデリケートと言われるのが、まぶたの皮膚。そのデリケートさは、頬の皮膚に比べて、3分の1ともいわれるまぶたの皮膚の薄さが示しています。虫に刺されても腫れるほどですので、眼瞼下垂の手術でも「腫れ」は避けることができません。
当WEBサイトでは、眼瞼下垂の治療法としてまぶたの切開を伴う「眼瞼挙筋腱膜前転術(がんけんきょきんけんまくぜんてんじゅつ)」「眼瞼挙筋短縮術(がんけんきょきんたんしゅくじゅつ)」「前頭筋吊り上げ術(ぜんとういきんつりあげじゅつ)」の3種類を紹介しています。術後の経過には医師の技術や患者さんの体質によっても差が生じますが、一般的なダウンタイムの経過を説明します。


◼︎手術別のダウンタイム 
一般的なダウンタイムについて眼瞼挙筋腱膜前転術から説明していきましょう。
〔眼瞼挙筋腱膜前転術〕
手術後1週間~10日間ほどは、患部が強めに腫れ、むくみも感じます。また、この期間は涙や目やにの量が増えたり、逆にドライアイ気味になったりすることがあります。痛みはないのですが、つっぱった感じや、かゆみもあります。手術中に毛細血管が傷つくと内出血が出ることがありますが、1~2週間かけて消えていきます。ただ、内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。
抜糸は、約10日~14日後に行います。抜糸後は、腫れが引くのも早まりますが、メイクは抜糸が済んで2日後くらいから行うのが無難です(まぶた以外のゾーンのメイクは大丈夫です)。
目立つほどの腫れは1~2週間で落ち着きますが、何となく腫れぼったい感覚や傷の赤味は2~3ヵ月くらい続く場合もあります。この時期に、まぶたの左右差が生じることがありますが、やはり手術後3ヵ月ほどでなくなります。
〔眼瞼挙筋腱膜短縮術〕
手術後3日間ほど強い腫れが続き、内出血が出ることもあります。この腫れは1〜2週間かけて消えていきますが、腫れがおよそ落ち着くまでには1ヵ月ほどかかります。この期間は腫れにより、まぶたに左右差ができることもあります。患部に痛みはありませんが、違和感やつっぱった感じ、かゆみがあることがあります。
眼瞼挙筋短縮法には「経皮法(けいひほう)」と「結膜法(けつまくほう)」がありますが、経皮法の場合は、手術後約1週間で抜糸を行います。しかし結膜法では抜糸は行いません。
〔前頭筋吊り上げ術〕
前頭筋吊り上げ術は、これまで述べた2つの手術方法に比べ、手術後2〜3日から1週間は腫れが強く出るため、ダウンタイムも長めになる傾向があります。
抜糸は、手術後約10日~14日後に行います。この後約1ヵ月経つと目立った腫れは引いてきますが、腫れが完全に引くのには、3ヵ月ほどかかります。





眉毛下から離れた傷跡は目立ってしまうので、眉毛の下側の産毛の部位で切開し、なお且つメスを入れる角度を眉毛と平行にすることで、眉毛の毛根をできるだけ温存できます。
最終的に傷跡直上に眉毛が生えてくるようにすることが大切です。
通常、5~15mmの幅でたるみの程度に応じて紡錘形(ぼうすいけい)に切除します。
皮膚切除の際に、厚い皮下脂肪や眼輪筋を切除することになります。
手術後には、眉毛の位置は下がり、目と眉毛の距離は縮まります。
そのため目と眉毛のバランスを一番いいところにしたいため、眉毛下皮膚切除術の際に、前頭骨(額の骨)の骨膜に、眼輪筋を縫合・固定して眉毛の下降を防ぐ眉毛固定術を行うことがあります。
麻酔は局部麻酔で、手術は約40分~1時間。抜糸は通常術後5日目に行います。
上眼瞼除皺術と比較して、術後の腫れが非常に少ないことがメリットです。また抜糸後は眉毛の下の傷跡をアイブロウで隠せます。





額の筋肉を使ってまぶたを上げれば、視界の制限にも対処できる程度の軽傷の場合は特に治療の必要はありません。ただ、額の筋肉を上げて目を大きく開こうとするとき、後頭部から頭の上を通って眉毛にまで至る後頭前頭筋(こうとうぜんとうきん)が収縮します。こうした状況が持続し、緊張して凝ったようになると血流の悪化に結びついて、頭痛や肩こりの原因ともなります。こうしたメカニズムは(5)なぜ肩こりや頭痛になるの? をご参照ください。
一方で老人性眼瞼下垂が重症になるとまつ毛を内側に押し込んで、いわゆる「逆さまつ毛」になり眼球を傷つけるケースも生じます。もちろん、視野が制限されて生活に支障をきたす場合は治療が必要です。
老人性眼瞼下垂の治療は、まぶたに関わる筋肉への処置は行わず、たるんだ皮膚を切除することで視野が確保できます。

投稿者: 高田眼科

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当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるよう

な手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

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