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スタッフブログ

2012年11月14日 水曜日

手術の見学@浜松の高田眼科

今週は、休診日を利用して、東京に出張してきました。
出張の目的は、ズバリ手術の見学でした。

しかも、国際医療福祉大学 三田病院の酒井 成身(さかい しげみ) 教授の手術見学でした。
開業医になると、なかなか他の先生の手術を見学するというのは減ってしまいますが、
達人クラスの先生の手術見学は、代え難い良い勉強ですので、小生は積極的に行うようにしてます。

しかも、酒井先生のプロフィールは、「乳がん手術後の乳房再建を専門とし、全国で最多の症例を扱っており、TBSテレビ「世界のスーパーDr. 乳房再建」や、週刊女性自身「命をあずけたい神の手10人」でも取り上げられた。第28回美容外科学会会長を務め、美容外科手術にも精通している。乳房手術としては豊胸術、乳房縮小術、陥没乳頭修正術など、さらに眼瞼部の手術としては重瞼術、眼瞼下垂修正術、眼瞼しわとり術、義眼床術、顔面しわとり術も手がけている。患者様と十分話し合い、納得していただいたうえでの手術を行うことをモットーにしている。」ですので、小生にとって、二木先生と並んで、神様みたいな先生のお一人です。

形成外科の世界では、乳房再建術で有名な先生ですが、
眼科の世界では、眼瞼下垂(特に、吊り上げ術)、
そして、義眼床術(日本でも最多の手術件数)で有名な先生です。
日本で、初めてコンタクトレンズ下垂を提唱した先生でもあります。

本当に、眼瞼下垂を専門とする小生にとっては、本当に尊敬させて頂いている先生です。

今回は、陥没乳頭の手術でしたが、、酒井法と呼ばれるオリジナルの有名な術式でした。
初めての酒井先生の手術見学でしたが、手術の手捌きが二木先生に似ていらっしゃるのが印象的でした。
繊細な形成バサミの使い方などが本当にそっくりです。
達人クラスの先生の手術は、大変勉強になります。

また、近々、酒井先生の眼瞼下垂症手術(吊り上げ法)や義眼床手術の見学をさせて頂くことになりました。

投稿者 高田眼科 | 記事URL

2012年11月12日 月曜日

眼瞼下垂症手術のこぼれ話(出血を少なくする工夫)

皮膚の手術、特に顔にまつわる手術において、ダウンタイムは非常に重要なポイントとなります。
当然、患者様も、術前の説明において、その点に関してのご質問は多いです。

ダウンタイムが短ければ短いほど、当然、患者様は楽です。
ダウンタイムが長くなる原因として、手術操作による炎症反応による腫れと赤み、そして 出血によるうっ血が挙げられます。
前者の炎症反応は、手術中において慎重かつ丁寧に組織を取り扱うことで減らすしかないのですが、
後者の出血はコントロール出来る部分があります。ちなみに、出血によるうっ血は、炎症反応を引き起こしますから、
出血をいかにコントロールするかが、手術の善し悪しのポイントの一つではないかと考えており、
常々、小生は、これを最小にするための努力しています。

特に、出血が多いと、術野が汚くなり、組織が同定しづらくなります。
眼瞼下垂症手術の場合、矯正の定量に誤差が出やすかったり、また、Volumeに誤差が出やすくなります。
しかも、出血が長引いていた部分は肉芽(シコリ)やひきつれになり、再手術の際の妨げになります。

そこで、ポイントとなることとして、麻酔を工夫する。極力、金属メスを使わず、また、ハサミを使わないようにしてます。
では、どうしているのかは、企業秘密ですが・・・・小生の手術では、非常に出血が少ないと自負しています。



これが、本日の手術の際の出血量です。究極的な出血の少なさだと思います。

左のガーゼは麻酔の際の出血で針による出血です。真ん中と左のガーゼが手術中に使用したガーゼです。
これでも、眼瞼の皮膚を約9mm幅で長さ18mm程度で切除も行い、タルミをとっています。
当然、眼瞼挙筋を前転し、さらには、眼輪筋も切除も行っております。あと、皮膚縫合も当然、行っております。

もちろん、出血は個人差があります。
例えば、ご高齢の方などは毛細血管が脆弱なので出血が多くなりがちです。
眼瞼下垂症手術は奥が深いですので、これからも探求して、よりよい結果を出すように努力して参ります。

投稿者 高田眼科 | 記事URL

2012年11月 5日 月曜日

眼瞼下垂症手術のこぼれ話(左右差を少なくするためのコツ)

眼瞼下垂症手術の行う際にポイントとなることとして、左右差を合わせることが意外に難しいことです。
しかも、両眼同時手術ではなく、基本的に片眼ずつ手術を行うこととをしている小生は、特に神経を使っております。
両眼同時手術であれば、その場で、修正をすることが出来ますが、片眼手術の場合、それが許されないからです。

実は、heringの法則(hering効果)という眼瞼の生理的反応があり、眼瞼下垂手術を行う医師にとっては常識となっております。
これは、片方の眼瞼下垂を修正すると、反対側の眼瞼が下がる(眼瞼下垂が悪化する)という現象のことです。

左右を合わせるためには、これを常に頭の片隅に置いた上で、手術を行っていかなければなりません。
それゆえ、先ず、術前に、下垂の程度が大きい方から手術を行い、さらに、修正に当たっては、ほんの少しだけ過矯正にします。
このほんの少しだけというのが難しいのですが、ほんの少しだけです。

この下準備がきちんと出来ていれば、次の反対側の眼の手術を行った際に、heringの法則に従って、自然と眼瞼の高さが合います。(先に行った眼の過矯正さが、反対の眼の修正をすると、heringの法則により打ち消されるわけです。)

ほんの少しだけの過矯正というのは、反対眼の手術を行った際に起こるであろうheringの法則での下がりを中和するだけの量となります。あえて数字で上げるとするなら、多くて10%程度の過矯正を目安としています。

この力加減というのは、非常にアナログなことですので、日々の研鑽を積みながら、精度を上げていく。
これが外科医としての醍醐味だと思っております。

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2012年11月 3日 土曜日

5日でメガネいらずに!? 新・視力回復法の正体:その②@浜松の高田眼科

先日のお話しの続きです。
某公営放送の人気番組での表題に、ちょっとした苦言を申したのが前回でした。
しかしながら
その中で、"ドライアイもどき"を簡単チェック!というのは、良い切り口だとおもいました。
このドライアイもどきというのは、眼瞼痙攣だという内容でした。

眼瞼下垂症を専門として診療をしていると、この眼瞼痙攣は避けて通れない疾患です。(しかも、意外に頻度が多い!!)
一般的に眼瞼痙攣というと、眼瞼がピクピクすることを想像されるかもしれませんが、
実は、これは眼瞼ミオキミアと言いまして、眼瞼痙攣とは別の疾患となります。
眼瞼ミオキミアは、筋肉の炎症等でピクピクするだけで問題がないものなのです。

逆に、眼瞼痙攣は、強直性痙攣で、読んで字のごとく、筋肉が過剰に緊張して、堅くこわばる状態になります。
まぶたが引きつってしまい、上手にまばたきが出来なくなってしまいます。
結果として、軽ければドライアイ症状、重症になると、眼の痛み、羞明(まぶしさ)、眼瞼下垂症状を呈します。

よって、眼科にドライアイ症状で長らく通っているが、なかなか改善しないという方は、この眼瞼痙攣を疑った方が良いわけです。
小生の経験でも、意外に多くの患者様に眼瞼痙攣が隠れており、眼科医も患者本人も気付いていない事例が多くあります。

診断は、①まばたきを10秒間速くしたら、眼がピクピク痙攣したり、まばたきをしている最中に口がモゴモゴ動く ②まばたきをポンポコポンというリズムでおこなった場合に、きちんと出来なかったり、眉が動いたりする などで容易に確認できます。

こういったテレビという影響力のあるメディアで、眼瞼痙攣という疾患が広く知れ渡るということは非常に有り難いと思っています。

投稿者 高田眼科 | 記事URL

2012年11月 2日 金曜日

5日でメガネいらずに!? 新・視力回復法の正体:その①@浜松の高田眼科

先日、某国営放送の健康情報番組で"5日でメガネいらずに!? 新・視力回復法の正体"という内容が放送されました。
眼科医として、そういった眼に関する番組があれば、必ず、見るようにしているのですが・・・見逃してしまいました。
(しかし、インターネットというのは便利なモノで、http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20121024.html で内容が確認できます。)

翌日ぐらいから、ジクアホソルやレバミピドという成分の目薬は、あるのか??というお問い合わせを受けるようになりました。
ジクアホソルは商品名"ジクアス"、レバミピドは商品名"ムコスタ"という名前で処方されており、成分表示からの問い合わせを受けることは、ビックリしました。
実際に、診察に来られた患者様から、「昨日テレビでやってた点眼はどうなのか??」という質問を受け、
テレビで放送されたのだと知り、納得しました。

たしかに、ドライアイで、視力、とくに実視力が落ちる、また、ドライアイ治療によって、視力向上するという主張には
合理性があるように思いますが、メガネが必要でなくなるというキャッチコピーを付けるというのは、いかがなものかと思いますが、
よく見ると、タイトルに"!?"と付けてるところに、巧さを感じます。

ただ、放送の中で、ドライアイと診断されがちな、眼瞼痙攣についての説明があったのは、非常に興味がありました。
それは、次の投稿でお話しさせて頂きます。

投稿者 高田眼科 | 記事URL

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2016/12/29

年末年始の診療について
当院は、12月30日の17時にて、診療を終了し、
年明け、1月5日((木)より通常通り診療を開始したします。

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