2016.05.20更新

「メージュ(Meige)症候群」の「メージュ(Meige)」とは、1910年にこの疾病を最初に報告したフランスの神経内科医、H.メージュの名に由来しています。

現在でもその原因は不明で、症状の定義にも若干の混乱があります。一般には、左右両側の「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」を主症状とし、「口・下顎(くちかがく)ジストニア」が存在する疾病です。ただ、眼瞼痙攣のみでメージュ症候群と呼ぶこともあります。正確な原因は不明なのですが、脳の神経回路の何らかの不調によるものとされています。 


眼瞼痙攣と聞くと、健康な人でもときに感じる、"ピクピクする"感覚を想像しがちですが、これが起きるのは「片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)」で、(36) [偽眼瞼下垂]の症状「片側顔面痙攣」で説明しています。眼瞼痙攣は、"ピクピクする"のではなく、まぶたを開けたり閉めたりする際に重要な働きをする「眼輪筋(がんりんきん)」が本人の意思に関係なく過度に収縮することで、まばたきが増え、目が開けにくくなり、光がまぶしくなるなどの症状を発する疾病です。さらに進行すると両眼を開くことができなくなりますが、そのため目の周りの筋肉を意識的にゆるめたり、収縮させたりすることで独特の表情をつくりだします。このときの症状が「眼瞼下垂(がんけんかすい)」に似ているため(8)眼瞼下垂は3タイプ[偽眼瞼下垂]とはで説明した「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」と呼ばれます。特に40~70歳代の中高年に多く、女性の方に多い傾向がみられます。


口・下顎ジストニアは、口とアゴを動かしている筋肉が何らかの原因で本人の意思に関係なく過度に収縮する症状を示します。そもそも筋肉の異常な緊張によって起きる様々な不随意(本人の意思に関係のないこと)運動を「ジストニア」運動と言います。

食べ物がうまくかめず飲みにくくなり、口が開かない、閉じられない、アゴや口、舌、唇が無意識にもぐもぐと動いたり歯を食いしばったり、など様々な障害が生まれます。メージュ症候群で先に説明した眼瞼痙攣も、特発性(原因不明)の局所性ジストニアに含まれます。

投稿者: 高田眼科

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当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

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