2020.05.30更新

■理想とされる二重瞼の答えは、化粧品売り場にあり


 

 

二重瞼のイラスト


一重瞼(ひとえまぶた)が標準である日本人にとって、二重瞼(ふたえまぶた)に憧れる方は多いと思います。

そして、美容外科で診療を行っていた頃、広い、ぱっちりとした二重瞼(ふたえまぶた)にして欲しいという相談を多く受けました。

私個人の本音としては、「こんなに広い二重幅を希望されるけど・・・・大丈夫??」でした。

 

私の診療所である高田眼科は、ご存知の通り大型ショッピングセンターの中にあり、昼間の散歩として、ショッピンセンター館内をよく散歩しております。

その散歩のコースには、化粧品売り場があります。大型ショッピングセンターなので、比較的多くの化粧品メーカーさんが売り場ブースを出店しており、そして、そのブースの側には、かならず、大きなポスターが貼っております。

職業柄、そのポスターにデカデカとアップされているのが、今最も旬な女優さんです。

眼瞼の専門としては、どんな感じの二重が好まれているのか??をじっと見てしまいます。

そうすると、二重の幅は、意外にも狭い女優さんが多いことに気付きます。

その一方、海外の女優さんの場合には、ものすごく広い二重の方が多いです。

欧米人とアジア人では、骨格の違いで、欧米人は奥目になり、アジア人は腫れぼったい目になります。

欧米人は、眉のところの骨格が出っ張っており、眼窩脂肪、眼輪筋が少ない状態なので二重の人が多いです。。

そして、加齢によって眼瞼挙筋腱膜が瞼板から外れることにより眼瞼下垂症が多く、結果として、より二重が広くなります。

逆にアジア人は、頭蓋骨が平坦であり、眼窩脂肪、眼輪筋が分厚くできており、一重瞼が多い人種となります。

そして、アジア人でも加齢によって、痩せによる眼窩脂肪のボリュームの低下、眼瞼挙筋腱膜が瞼板から外れ、ファシアで結合している眼窩脂肪も奥に移動することにより、サンケンアイ(sunken-eyelid)と眼瞼下垂症となるとともに、結果、二重幅も広い二重(ふたえ)瞼の状態となります。

この人種による解剖学的な違いというのは、非常に大事なポイントと言えます。


■美容外科での切開手術後の二重は、不自然に広すぎる


眼瞼下垂症の海外の教科書の写真

今から15年ほど前に購入した洋書の教科書

今でこそ、美容外科の教科書は、日本語のものが増えてきましたが、私が眼瞼を勉強する際に購入したのは、アメリカのAmazonで洋書の眼形成の医学書でした。

気が利いた教科書だと、アジア人と欧米人の違いに注目しているものもありましたが、基本は、欧米人の瞼の構造を基にしたものでした。

美容外科での手術は、何故か?欧米の色が濃いためか?二重幅を広めにとる傾向が強いように思います。

それは、先に述べたようにベースとなる教科書が洋書だったり、レーザー装置など扱う医療機器、ヒアルロン酸やボットクスなどの医療資材が欧米のモノが多いからではないかと勝手に思ってしまいます。

そして、何よりも、美容外科での手術を希望される患者さん、ご本人が、一重瞼(まぶた)にコンプレックスをもち、また、理想とする二重幅が広いということが大きいのではないかと思います。

高田眼科では、基本、保険診療での眼瞼下垂症を主体としておりますので、二重を作るというよりも、結果的に二重になるという考え方でおります。

つまり、高田眼科が考える自然な二重幅、つまりは、やや二重瞼(ふたえ)というのを理想として目標としております。

結果として、広い二重幅を求められる人にとっては、物足らないと感じられてしまうこともあるのかもしれません。

広すぎる二重幅を狭くすることは出来ますが、一般的な感性の方は、やはり狭い二重を希望されますし、客観的に術者の私からしても、それが一番自然だからです。

患者様から、「若いころに戻ったねと家族から言って貰えた」「見た目が自然なので、手術したのが判らない」「周りから、どこの病院で手術したの?」という喜びの声を多くいただきます。

保険診療の眼瞼下垂症手術だから悪かろう、安かろうではありません。

あくまで、出来るだけ自然に瞼を上げる目的に手術を行うことが保険診療の目的です。


したがって、高田眼科では眼瞼下垂症手術後の仕上がり見た目については、結果的に、幅が狭めの二重幅の二重瞼になるという意味です。

では、お好みの二重に出来ないのか?と言われたら、所謂、自由診療として手術を希望されるのであれば、対応をすることは可能です。

実は、眼瞼の手術において、一番、大事なことは、やり過ぎないことなのです。

理由は、修正が難しくなるからです。

具体的には、二重の起点となる部分も、挙筋腱膜の固定部分も・・・結局は、癒着によってなされます。

そして、二重の位置をずらす、上がり過ぎた瞼を元に戻すには癒着組織を取り除くことになるのですが、

修正手術において、癒着を全て取り除くことは非常に難しいのです。

言葉では、癒着を取るというのは、簡単に聞こえるのかもしれませんが、

癒着組織を取り除くというのは、絨毯(じゅうたん)にこびりついたガムを取り除くようなイメージです。

こびりついているような癒着組織を綺麗に取り除くことにおいて、正常な組織を出来るだけ残すことも重要であり、やたら滅多に取り除けば良いというわけでもありません。


さらには、瘢痕組織を取り除いたとしても、修正手術自体が、再び新しい瘢痕組織を作り出し、癒着していく可能性もあります。


そのため、修正手術においては、可能な限り、組織を痛めないような配慮が必要であり、本当に神経を使います。

当然、癒着除去が中途半端であれば、当初予定していた癒着による不具合が取れませんし、侵襲が強い癒着除去であれば、新たに癒着ができてしまう。

結果として、眼瞼下垂症手術は、控えめにしておいて・・・足らなければ、追加手術を行うぐらいが良いと思います。

もちろん、再手術にならないような手術の方法、考え方などのブラッシュアップは必要で、開院以来12年になりますが、独自の優れた手術方法を確立できたと考えております。

それが、TKD切開法・ファシアリリース法です。


TKD切開法・ファシアリリース法を行うためには、その根底には眼窩脂肪の処理のコツ、ROOF切除、皮膚や眼輪筋の切除の工夫など様々必要です。

こういった工夫をするようになったキッカケというのは、私を指導してくだっさった 故 二木裕先生の教えです。

具体的には、「眼瞼下垂症手術では、ミュラー筋を触ってはいけない」という教えです。

結果として、私は、眼瞼挙筋腱膜前転法が第一選択となるわけですが、一般的には、挙筋腱膜のタッキングだけじゃー眼瞼は上がらないよね?ってことになっております。

そこで、ミュラー筋を触らなくても・・・・ミュラー筋に負担をかけることなく、可能な限り、自然で、ダウンタイムが少ない手術方法の工夫を重ねることになりました。

それが、TKD切開法・ファシアリリース法となるわけです。


▶︎▶︎▶︎詳しく、TKD切開法・ファシアリリース法を知りたい方は、こちらをご覧になって下さい。








 

 

投稿者: 高田眼科

眼瞼下垂なら 高田眼科併設眼瞼下垂治療センターまで

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるよう

な手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

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