2016.08.16更新

2020-3-24 記事内容を修正更新しました


 ◼︎眼瞼下垂手術のダウンタイムを短くするために。

ここでは、腫れが避けられない眼瞼下垂手術で、このダウンタイムにおける注意点を説明します。


「普通の生活を行って支障がなくなるまでの期間」、つまり「ダウンタイム」と呼ばれる時期については、眼瞼下垂手術のダウンタイムのブログ記事をご参考ください。

 

当WEBサイトでは、眼瞼下垂の治療法としてまぶたの切開を伴う「眼瞼挙筋腱膜前転術」「眼瞼挙筋短縮術」「前頭筋吊り上げ術」の3種類を紹介しています。これらの手術はいずれも切開法ですので、およそ手術後翌日が強い腫れのピークとなります。

 

この時期はまずは安静にし、なるべく血流を良くしないことが腫れを早く引かせるポイントとなります。

 

加えて、冷却することが非常に大事になります。一般的には、保冷剤をガーゼで包んで、傷のところを低音やけどに気をつけながら、順次冷やすと良いのですが、当院では、高田院長も開発に携わった専用のアイスマスク(メオアイス)を購入いただいて、それで冷やすようにしていただいております。

 

先に述べた保冷剤で冷やすよりも、冷却効率が良いよいので、ダウンタイムが短くなっているように思います。

メオアイスの画像

 

→関連ブログ投稿:眼瞼下垂症手術を受けたら、必ずしていただきたいこと。


◼︎手術後の生活上の注意


前述のように手術後は安静が基本ですが、手術後の生活についての一般的な注意点をご説明しましょう。


完全に赤みが引くまでは、原則、傷口を少しでも刺激することを避けることが非常に重要です。

〔洗顔・洗髪で傷跡を濡らさないように〕
洗顔・洗髪など、まぶたの手術跡を水に濡らす可能性がある行為は、抜糸するまではできるだけ、避けましょう。洗顔は、抜糸までは、絶対に濡らせません。抜糸して1週間ぐらいしてからは指の腹で軽く洗う程度にとどめてください。


〔湯船には浸からずシャワー〕
湯船で身体を温めると血行がよくなりすぎて、腫れがひどくなる場合があります。したがって、手術当日は、お風呂に入らず、翌日から抜糸までは、お風呂に入っても湯船に浸からず、ぬるめのシャワーを顔を避けてサッと浴びる程度にしましょう。


〔運動は抜糸してから1週間以降から徐々に〕
ウォーキングやジョギング、筋力トレなどの運動は運動は抜糸してから1週間以降から、徐々に再開しましょう。約1ヵ月後には、特に問題なく激しい運動ができるようになります。


〔コンタクトレンズは抜糸から慎重に〕
コンタクトレンズは手術1か月後から状態により使えますが、装着中に皮膚に負担が加わることや、装着時に上まぶたの皮膚を引っ張るのは、糸がゆるむ原因となる可能性があります。傷跡に負担をかけないよう、できれば抜糸するまではコンタクトレンズを控えた方がいいでしょう。


〔アイメイクは術後1か月後経ってから〕
抜糸はおよそ手術後、約10日~14日で行います。アイ メイクは、術後1ヶ月後からは可能です。

ファンデーションなどは抜糸後から大丈夫です。強い腫れも、ほぼ1週間で引くので、眼鏡をすれば、腫れはそれほど目立たなくできることが多いです。

1週間くらいの休暇を取って手術をすれば自然かもしれません。

また、抜糸前で仮に目元に糸がついているような状態でも、眼鏡で上手に隠せば、手術翌日から会社や学校に行くこともできます。

激しい運動は抜糸して傷が落ち着くまでは避けてほしいですが、デスクワークに準じた仕事や勉強はすぐに行えます。


ダウンタイム期間は、このように多少の注意点がありますので、実際に眼瞼下垂の手術を行った際の参考になさってください。



■眼瞼下垂手術のダウンタイムをさらに短くするためには。


「普通の生活を行って支障がなくなるまでの期間」、つまり「ダウンタイム」と呼ばれる時期については、説明させていただきましたが、ここでは、腫れが避けられない、腫れるのが当たり前だと考えられている眼瞼下垂手術で、さらにダウンタイムを短くするための工夫について説明します。

 

先に説明した通り、この時期はしっかりと冷却を行いつつ安静にし、なるべく血流を良くしないことが腫れを早く引かせるポイントとなります。

 

当然、これは患者さんご本人が、先に述べさせていただいた生活上のルールを守ることでコントロールできる部分だと思います。

加えて、高田眼科としては、術後の内服をキチンとすることも重要だと考えております。

 

高田眼科で手術を受けられた方でも、経過が平均よりも悪い方というのは、やはり、生活の注意点が守れてない、内服をキチンとされてないケースに多いように思います。

 

術後の内服薬は概ね、①消炎鎮痛剤 ②抗生剤 ③ケロイド(瘢痕)防止剤の3種類を指示させて頂いております。

①消炎鎮痛剤とは、いわゆる痛み止めです。

 

術後の痛みを和らげる作用があります。

 

痛みを感じると、血圧が上昇します。結果として、手術の創部の内出血に繋がりますので、痛みを抑えることは非常に意味があります。

 

加えて、非常に大事なことですが、痛み止めには、腫れを抑える作用があります。つまり、消炎鎮痛剤の”消炎”という部分の役割です。

 

傷というのは、初期の腫れを如何に少なくするか?で非常にダウンタイムの長さに繋がります。

 

つまり、初期の炎症・腫れを抑えることで、経過が良くなり、最終的にダウンタイムが短く出来ます。

 

したがって、痛みはなかったとしても、腫れを抑える目的として、消炎鎮痛剤を内服することは非常に大事だと言えます。

 

②抗生剤については、やはり、黄色ブドウ球菌などの細菌感染を起こすと、傷跡はひどくなり、治りも遷延かいたしますので、予防的に飲むことは非常に大事となります。

 

最後に、③ケロイド(瘢痕)防止ですが、トランサミン(トラネキサム酸)、リザベン(トラニラスト)などがあります。

 

眼瞼については、ケロイドになることは有り得ないという記述をされていることがありますが、高田眼科としては、ケロイドになり得ると考えております。

 

赤くミミズ腫れのような傷跡は、一種のケロイドといえます。ケロイドは、瘢痕組織が過剰に増殖した状態となりますが、手術の傷跡は、少なからず瘢痕組織となります。

 

結果として、綺麗な傷というのは、この瘢痕組織が少ない傷と言えます。

 

まず、トランサミン(トラネキサム酸)は、体内の炎症に関与するプラスミンの働きをおさえるはたらきがあり、組織の炎症を鎮めるなど抗炎症効果や抗出血・抗アレルギー作用を期待することができます。

 

主に、傷の赤みを減らす目的で飲んでいただいております。

 

そして、リザベン(トラニラスト)ですが、現在唯一国内で保険適応があり処方されている肥厚性瘢痕、ケロイドに対する治療薬です。リザベンは抗アレルギー薬でもあり、反応性に増える皮膚線維細胞の増殖を抑える効果があるとともに、傷の赤みやかゆみなどを軽減させる効果があります。

 

つまり、ダウンタイムという言葉の定義については、非常に基準がありまいな部分があります。

 

ぱっと見で、わからない程度に腫れが引いている状態から、目を閉じた状態で、じっと見ても全くわからない状態まで様々です。

 

他施設での手術経過はわかりませんが、高田眼科での手術経過の場合は、ほぼ抜糸を行う頃(概ね2週間)には、メガネを掛けていれば、気付かれないと仰ってくださる方が多いです。

 

さらには、1〜3ヶ月経てば、メガネがなくても、ほぼ気付かれない。そして、3ヶ月経つと、目をつぶった状態でも、人には分からない程度にはなってると仰ってくれます。

 

高田眼科では、眼瞼下垂症手術を受けたことを後悔されることがないためにも、最大限ダウンタイムが少なくなるように、工夫に工夫を重ねております。

 

そして、今現在でも、新しい工夫を取り入れております。

 

結果として、とある美容サイトで、患者さんが自らの手術経過を上げてくださっているようで、そのダウンタイムの少なさから、高田眼科の眼瞼下垂症手術を選んで下さって、お問い合わせしてくださる方もいらっしゃいます。

 

高田眼科としては、結局、いかに術者がダウンタイムを短いものにしようとする気持ちを持っているのか?ということが一番大事だと思います。

 

ここで、説明しておりませんが、皮膚を切開するにしても、金属メスで行うのか?あるいは、CO2レーザーで行うのか?はたまた、電気メスで行うのか? さらには、当院のように高周波(ラジオ波)メスで行うのか? で全く経過が異なるものとなります。

 

そういったことについても、また、ブログで記事にしてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.4.1 記事内容を修正・更新しました


◼︎予防できる眼瞼下垂と予防できない眼瞼下垂症

後天的な眼瞼下垂のなかには、身に付いた生活習慣を改めることで予防できる場合もあります。

 

ここでは、予防可能な後天的な眼瞼下垂において、生活習慣の改善やトレーニングで予防できる方法をご紹介します

 

生まれた直後から上まぶたが下がって開きにくくなっている「先天性眼瞼下垂」や、普通にまぶたが開いていた人が、徐々に、あるいは急にまぶたが下がってくる「後天性眼瞼下垂」のなかでも、加齢で筋力が落ちることで起きる老人性は、自身の習慣などとは無関係にかかってしまう眼瞼下垂で、なかなか予防することが出来ませんので注意が必要です。



◼︎眼瞼下垂の効果的な予防法

日常生活での眼瞼下垂の予防は、まぶたを上げる際に大切な役割を担う「瞼板(けんばん)」につながる「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」という薄くて堅い膜がゆるんだり、挙筋腱膜と瞼板の結合部分が外れたりしないよう、まぶたへの物理的な刺激を避けることが非常に重要です。

 

一旦外れてしまうと、手術で直すしか方法がなくなってしまうからです。

 


[まぶたを強く刺激しない]



目がかゆいときに手指でこすらないことが第一。

 

アレルギー症状やかぶれなどでかゆい場合も目薬を使ったり目を洗うなどの方法をとって、まぶたを無暗にこすらないでください。

 

洗顔後に目を拭くときにもタオルなどでこすらないような注意が必要です。


また、アイメイクを落とす時にも強い力をかけてはいけませんし、できればアイメイク自体がまぶたに悪影響があると考えてください。

 

つけまつげも、まぶたに負担をかけてしまいます。

 


[コンタクトレンズの使い方]



コンタクトレンズを入れる際や外す際には、上まぶたを無理に指で持ち上げたりせずに、できるだけ下まぶたを引いて着脱するようにしましょう。

 

また、なるべくメガネを併用して長時間のコンタクトレンズ使用を避け、目にかかる負担を減らすようにします。

 

また、コンタクトレンズのタイプをハードからソフトに変えるだけでも改善につながります。

 

それだけで、眼瞼下垂症が改善したケースもあります。

 

常にレンズがまぶたの裏側をこすって刺激するのを防ぎます。

 


[パソコンにも注意]



仕事でパソコンのモニタを長時間見つめる人も、まぶたの開け閉めと関わる目の周囲の筋肉や腱に疲労や緊張などの影響を及ぼします。

 

定期的に目をモニタから離したり、目を休めるケアを心がけましょう。

 

目だけでなく顔全体の緊張や体の疲労を残さないようにすることも眼瞼下垂症の予防につながります。

 


最後に、まぶたの開け閉めと関わる「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」を鍛えるトレーニングをご紹介します

 


[目の筋力トレーニング]



(1)左右の眉毛が動かないよう、指で固定して目を閉じる。


(2)両目をカッと限界まで大きく見開いて5秒キープする。


(3)ゆっくり目を閉じてリラックスする。


この(1)~(3)を1セットとし、1日に数回繰り返しましょう。

 

習慣化することで、眼瞼挙筋の衰えを防ぐのに効果を発揮します。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.3.13 記事内容の修正・更新を行いました。


 ◼︎Meige症候群の治療法


「メージュ(Meige)症候群」は、一般には、左右両側の眼瞼痙攣を主症状とし、「口・下顎(くちかがく)ジストニア」が存在する疾病です。

 

口・下顎ジストニアは、口とアゴを動かしている筋肉が何らかの原因で本人の意思に関係なく過度に収縮する症状を示します。

 

見た目的には、たびたび、目尻にシワが入り、しかめっ面をするような状態となります。

 

ただ、左右両側の眼瞼痙攣のみでメージュ症候群と呼ぶこともあるため、治療方法も〔偽眼瞼下垂〕の治療「眼瞼痙攣」で説明した内容と大きな違いはありません。

 

眼瞼痙攣(けいれん)治療についての有効で安全な実施を目指して策定された「眼瞼けいれん診療 ガイドライン(2011年度版)」でも、同じようなメージュ症候群についての言及があります。

 

>>眼瞼痙攣(けいれん)についての治療については、ブログ記事:偽眼瞼下垂の治療「眼瞼痙攣」をご覧ください

 

現在、メージュ症候群においても、ボツリヌスA型毒素を製剤化したものを局所へ注射し、緊張している筋肉を麻痺させる「ボツリヌス療法」が主流となっています。

 

ここで使われる薬剤は、米国の「アラガン社」が国際商標権を持つ医薬品「ボトックス」で、食中毒で認知されたボツリヌス菌が産む毒素であるボツリヌストキシンから、A型といわれる血清型毒素だけを抽出し精製します。

 

痙攣している部位に直接注射するため、眼輪筋を緊張から解放でき、大半のケースでこの治療法により痙攣が治まります。

 

国内外での臨床報告が多く、日本でも1997年4月に厚生労働省が眼瞼痙攣の治療薬として認可しています。

 

ただ、欠点として効果が数ヶ月しか持続しない点があり、再び痙攣が生じるため、その際には注射による投与を行って治療にあたります。

 

といっても、軽症の患者さんの場合は再投与が不要な方もおり、明らかな効果が生まれているのは事実です。


精神的な不安など心的要因により症状の悪化が見られる場合があり、そうしたケースでは自分自身でのメンタルケアはもちろん、向精神薬や抗てんかん薬などを内服する治療方法もとられます。

 

眼輪筋切除が考慮される状況は、このようなボトックスや内服薬に抵抗がみられる患者さんに対して試みますが、

 

一時的には改善することが多いのですが,大部分のケースで最終的には眼瞼けいれんの再発がみられ,結局はボトックス療法を再開せざるを得ない状態です。

 

特に、眼輪筋広範囲切除術を行っていた場合には、術後の瘢痕組織へのボットクス注射となり、注射時の疼痛が術前よりも強くなってしまうので、注意が必要です。

 

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.3.12 記事内容の修正・更新を行いました。


 ◼︎眼瞼痙攣とは

 

眼瞼痙攣写真

「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」とは、眼瞼周囲の筋肉,主に「眼輪筋(がんりんきん)」の過度の収縮が起こったり、収まったり、または、ずっと続いたりすることで、無意識に目を閉じてしまう疾患で、他に神経学的,眼科学的異常が見当たらない状態と定義されます。

 

また、その痙攣症状が他の顔面の筋肉やさらには舌、のど(咽頭や頸部の筋肉)にまで及ぶものを Meige (メージュ)症候群と呼んでおります。

 

Meige (メージュ)症候群については、こちらのブログ記事:偽眼瞼下垂の治療「Meige症候群」をご覧になってください。

 

この疾患は神経医学的には局所ジストニア(ジストニア=身体のいくつかの筋肉が無意識に持続的に収縮してしまい,捻れや歪みが生ずるもの)の一種だと言われております。

 

瞬目(まばたき)の制御異常がその病気の本質だと考えると理解しやすく,随伴するさまざまな眼およびその周囲の感覚の異常が出てきます。

 

ただし,眼瞼けいれんの中には原因不明のものから,薬物によって引き起こされたり、他の疾患により引き起こされたりするケースもあります。

 


 

◼︎眼瞼痙攣の治療法

原因が完全に解明されたわけではない「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」においては、治療法もさまざまなアプローチが行われてきました。


眼瞼痙攣は、まぶたを閉じる筋肉である「眼輪筋(がんりんきん)」が過剰に緊張して開きにくい状態であるともされ、眼輪筋を広範囲に切除する手術が行われたりします。

 

手術方法としては、眼瞼皮膚切除,眼輪筋切除術(広範囲切除術および部分切除術),Müller 筋縫縮術,前頭筋吊上げ術(frontal sling/suspension),皺眉筋切除術などで、いわゆる眼瞼下垂症手術と同等のものと言えます。

 

また、神経への外科的アプローチとしては、顔面神経切断術があります。

 

しかし、いずれの手術を行ったとしても、一時的には改善することが多いのですが,大部分のケースで最終的には眼瞼けいれんの再発がみられ,結局はボトックス療法を再開せざるを得ない状態です。

 

特に、眼輪筋広範囲切除術を行っていた場合には、術後瘢痕組織へのボットクス注射となり、注射時の疼痛が術前よりも強くなってしまうので、注意が必要です。

 

さらには、眼瞼痙攣を眼瞼下垂症と誤診され、眼瞼下垂症手術を受けたケースや、眼瞼痙攣の治療として受けた手術を受けたケースでは、逆に、手術を受けたばかりに眼瞼痙攣が重症化するケースもあります。

 

高田眼科の見解としては、特に、ミュラー筋への手術的操作が眼瞼痙攣を引き起こす、あるいは、悪化させる要因ではないかと考えております。

 

しかし、眼瞼痙攣と同時に、腱膜性(加齢性)眼瞼下垂症を合併しているケースも多く、その場合に、眼瞼下垂症手術を行う際には、眼瞼痙攣の症状を抑えた状態での手術が望ましいため、術前にボットクス注射を行った上で、ミュラー筋への侵襲を与えないように注意しつつ、高田眼科では眼瞼挙筋前転法にて行っております。

 

高田眼科でも、眼瞼痙攣の治療は、ボツリヌス注射(Botox 注射)を第一選択としておりますので、術後、眼瞼痙攣の状態に合わせて、注射を行っております。

 

加えて日本では眼瞼痙攣に対する治療法として、保険適用として認められているものは、ボツリヌス毒素製剤の局所注射のみが唯一認められている治療法です。

 

したがって、その他の治療方法、つまりは、内服薬および外科的手術は、保険適用として認められておりませんので、注意が必要です。

 

また、眼瞼痙攣と眼瞼下垂症との鑑別は、主に眉毛の位置で判断することが出来ます。腱膜性(加齢性)眼瞼下垂症では、眉毛が代償性の前頭筋収縮のために眼窩上縁より上昇している状態になります。

 

逆に、眼瞼痙攣では、無意識にしかめっ面をしてしまうという症状との関係上、眉毛が眼窩上縁より下降します。

 

これをCharcot 徴候と呼ばれ、眼瞼痙攣の重要な徴候(サイン)だと言われております。

 

また、安定剤や睡眠導入剤、抗精神病薬が原因や誘因になっている場合は、可能な限り服用を中止するなどの方法も行われていますが、

 

実際に、服用を止めたら眼瞼痙攣の症状もなくなったという事例もみられています。

 

しかしながら、そういった薬剤のどちらかと言えば、禁断症状が眼瞼痙攣という症状であり、安易に自己判断で注視してしまうと、

 

過剰な離断症状、つまり、眼瞼痙攣が悪化してしまうこともあるので、必ず、主治医と相談の上、計画的に、漸減する(すこしずつ減らす)ことが大事だったりいたします。

 


このような状況のなかで、最近、眼瞼痙攣への治療効果が注目されているのが「ボツリヌス療法」です。

 

これは、ボツリヌスA型毒素を製剤化した米国・アラガン社の「ボトックス」を局所へ注射し、緊張している筋肉を麻痺させる方法で、眼瞼痙攣の場合は 目の周囲に数ヵ所、注射するのが一般的です。

 

この方法の効果の高さは、国内外の臨床報告に表れており、日本でも1997年4月に厚生労働省が眼瞼痙攣の治療薬として認可しています。

 

保険診療で受けることができますが、費用は概ね、3割負担なら、約15000円程度と少し高額です。

 

また、眼瞼痙攣治療の有効で安全な実施を目指して策定された「眼瞼けいれん診療 ガイドライン(2011年度版)」でも、このボツリヌス療法が第一選択とされています。

 

治療の効果には個人差がみられ、効果が2ヶ月〜3ヶ月程度しか持続しないという欠点があるため定期的な再投与が必要とされますが、一方で1回の注射で症状が改善してしまう方も一定数みられます。

 

また、治療時間も短く、外来で行う治療方法で、入院は必要となりません。


ただ、ときには目の周囲の皮下出血、目が閉じにくく乾く状態、あるいはまぶたの上がりすぎ(兎眼/とがん)など注射後の副作用が起きる場合があります。

 

多くは一時的なもので、薬剤の効果と共に消えるものですが、念のため医師にご相談ください。

 

 

高田眼科の場合、臨床で使う針の中では、最大限に細い針(34G針)を使っております。

 

この針は、鍼灸の針治療で使うほど細い針ですので、注射時に皮下の毛細血管に当たる可能性がグッと下がりますので、説術後の皮下出血になることが少なく、程度も非常に軽いものとなります。

 

当然、細い針ですので、注射刺入時(針を刺した時)の痛みも、随分と少ないです。

 

この疾病の特長として、抑うつ感があると症状が悪化するため、精神的な安定が必要となり、自分自身でのメンタルケアはもちろん、向精神薬や抗てんかん薬などを内服する治療方法もとられます。


いずれにしても医師と相談しながら治療を継続することが大切です。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.3.01 記事内容の修正と更新を行いました。

※2020.3.12 記事内容の修正と更新を行いました。


「ダウンタイムについて」


手術してから回復するまでの期間を「ダウンタイム」と呼びます。

 

いわば「普通の生活を送って支障がなくなるまでの期間」を指しますが、このダウンタイムのことを考えずに治療を受けてしまうと、治療後に予定していたスケジュールに支障が出てしまうこともありますので注意が必要です。

 


眼瞼下垂はまぶたを手術することになりますが、スキンケアの方法が話題となるほど繊細な顔の皮膚のなかでも、最もデリケートと言われるのが、まぶたの皮膚。

 

そのデリケートさは、頬の皮膚に比べて、3分の1ともいわれるまぶたの皮膚の薄さが示しています。

 

体の中で、一番薄い皮膚が、まぶたの皮膚とも言われます。

 

虫に刺されても腫れるほどですので、眼瞼下垂の手術でも「腫れ」は避けることができません。

 


高田眼科の眼瞼下垂症ブログでは、眼瞼下垂の治療法としてまぶたの切開を伴う「眼瞼挙筋腱膜前転術(がんけんきょきんけんまくぜんてんじゅつ)」「眼瞼挙筋短縮術(がんけんきょきんたんしゅくじゅつ)」「前頭筋吊り上げ術(ぜんとういきんつりあげじゅつ)」の3種類を紹介しています。

 

術後の経過には医師の技術や患者さんの体質によっても差が生じますが、一般的なダウンタイムの経過を説明いたします。

 

→ダウンタイムが少ない眼瞼下垂症手術を行っている当院の手術については、 眼瞼下垂症ブログ記事:最速の眼瞼下垂症手術(両眼:30分)はダウンタイムも少ない。 をご覧ください。

 

◼︎手術別のダウンタイム 


一般的なダウンタイムについて眼瞼挙筋腱膜前転術から説明していきましょう。

(尚、高田眼科での手術経過とは、多少異なっておりますので、ご参考ください)

 

〔眼瞼挙筋腱膜前転術〕
手術後10日間ほどは、患部が強めに腫れ、むくみも感じます。

 

また、この期間は涙や目やにの量が増えたり、逆にドライアイ気味になったりすることがあります。

 

痛みはないのですが、つっぱった感じや、かゆみもあります。手術中に毛細血管が傷つくと内出血が出ることがありますが、1~2週間かけて消えていきます。

 

ただ、内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。

 


抜糸は、約10日~14日後に行います。

 

抜糸後は、腫れが引くのも早まりますが、メイクは抜糸が済んで、最低1週間以上は空けてから行うのが無難です(まぶた以外のゾーンのメイクは大丈夫です)。


目立つほどの腫れは1~2週間で落ち着きますが、何となく腫れぼったい感覚や傷の赤味は2~3ヵ月くらい続く場合もあります。

 

この時期に、まぶたの左右差が生じることがありますが、やはり手術後3ヵ月ほどでなくなることが多いです。


〔眼瞼挙筋腱膜短縮術〕
手術後10日間ほど強い腫れが続き、内出血が出ることもあります。

 

この腫れは1〜2週間かけて消えていきますが、腫れがおよそ落ち着くまでには1ヵ月ほどかかります。

 

この期間は腫れにより、まぶたに左右差ができることもあります。

 

患部に痛みはありませんが、違和感やつっぱった感じ、かゆみがあることがあります。


眼瞼挙筋短縮法には「経皮法(けいひほう)」と「結膜法(けつまくほう)」がありますが、経皮法の場合は、手術後約1〜2週間後で抜糸を行います。しかし結膜法では抜糸は行いません。


〔前頭筋吊り上げ術〕
前頭筋吊り上げ術は、これまで述べた2つの手術方法に比べ、手術後2〜3日から1週間は腫れが強く出るため、ダウンタイムも長めになる傾向があります。


抜糸は、手術後約10日~14日後に行います。

 

この後約1ヵ月経つと目立った腫れは引いてきますが、腫れが完全に引くのには、3ヵ月ほどかかります。




眉毛下から離れた傷跡は目立ってしまうので、眉毛の下側の産毛の部位で切開し、なお且つメスを入れる角度を眉毛と平行にすることで、眉毛の毛根をできるだけ温存できます。


最終的に傷跡直上に眉毛が生えてくるようにすることが大切です。


通常、5~15mmの幅でたるみの程度に応じて紡錘形(ぼうすいけい)に切除します。


皮膚切除の際に、厚い皮下脂肪や眼輪筋を切除することになります。


手術後には、眉毛の位置は下がり、目と眉毛の距離は縮まります。


そのため目と眉毛のバランスを一番いいところにしたいため、眉毛下皮膚切除術の際に、前頭骨(額の骨)の骨膜に、眼輪筋を縫合・固定して眉毛の下降を防ぐ眉毛固定術を行うことがあります。


麻酔は局部麻酔で、手術は約40分~1時間。抜糸は通常術後5日目に行います。


上眼瞼除皺術と比較して、術後の腫れが非常に少ないことがメリットです。また抜糸後は眉毛の下の傷跡をアイブロウで隠せます。





額の筋肉を使ってまぶたを上げれば、視界の制限にも対処できる程度の軽傷の場合は特に治療の必要はありません。

 

ただ、額の筋肉を上げて目を大きく開こうとするとき、後頭部から頭の上を通って眉毛にまで至る後頭前頭筋(こうとうぜんとうきん)が収縮します。

 

こうした状況が持続し、緊張して凝ったようになると血流の悪化に結びついて、頭痛や肩こりの原因ともなります。

 

こうしたメカニズムは、ブログ記事:なぜ肩こりや頭痛になるの? をご参照ください。


一方で老人性眼瞼下垂が重症になるとまつ毛を内側に押し込んで、いわゆる「逆さまつ毛」になり眼球を傷つけるケースも生じます。

 

もちろん、視野が制限されて生活に支障をきたす場合は治療が必要です。


老人性眼瞼下垂の治療は、まぶたに関わる筋肉への処置は行わず、たるんだ皮膚を切除することで視野が確保する場合もあります。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.3.12 記事の内容を修正・更新しました。


 

 肩こりからの眼瞼下垂アプローチ


ブログ記事:眼瞼下垂とテレビ(1)で紹介した「ガッテン!」にも同様の傾向がみられましたが、テレビには、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」を肩こりや頭痛との関連で紹介する傾向があるように思います。

 

ここでは、2つのテレビ番組を紹介しましょう。


■「サタデープラス」TBS/2015年5月23日放送


「目の老化を食い止め 若い目を取り戻せSP」と題し、"目の老化"という切り口で眼瞼下垂関連の情報を提供しています。

 


まずは、3つ以上あてはまると眼瞼下垂と設定された「眼瞼下垂チェック!」です。

 

チェック項目は、

(1)まぶたが下がってきた

(2)元気なのに「疲れてる?」「眠いの?」と訊かれる

(3)おでこのシワが深くなってきた

(4)頭痛・肩こりがひどい

(5)つまずくことが増えた の5つ。

 

それぞれに、

(1)は、筋肉がゆるんでくることで、まぶたが下がる、

 

(2)は、まぶたが下がると、疲れたり眠そうな印象が醸しだされる、

 

(3)は、前方が見えにくくなるため、おでこを使ってまぶたを引き上げようとする、

 

(4)は、おでこを使うことで筋肉(前頭筋)が緊張し、その筋肉が肩や頭の筋肉ともつながっているため肩こり・頭痛の原因になる、

 

(5)は、前が見えにくいためアゴを上げて見るので足元が見えにくくなり、つまずきやすくなる、というメカニズムが説明されています。

 

このほか、疲れ目対策になる簡単な体操も紹介されています。


■「世界一受けたい授業」日本テレビ/2012年7月14日放送


「頭痛・肩こり・不眠の原因はまぶたのたるみ!? 急増する眼瞼下垂症の恐怖!?」というタイトルで、眼瞼下垂が発症する仕組みや判別法、1円玉を使った、まぶたのたるみチェック法、日常生活での注意などが紹介されています。

 

日常生活でまぶたに負担をかけている行動として挙げられているのは、次の4項目でした。

 

(1)まぶたをこする/まぶたをこすることで眼瞼挙筋が外れて下がってくる。

 

(2)化粧品を落とすときにゴシゴシとこする/化粧落としでまぶたをゴシゴシこすって落とすのも同様によくない。

 

(3)つけまつげを引っ張って取る/つけまつげを取る際はぬるま湯でしめらせて、ゆっくりと優しく外す。

 

(4)コンタクトレンズの装着は下まぶたを伸ばす/コンタクトレンズを付ける際は上まぶたに触らず、下まぶたを伸ばして付ける。


この番組も、眼瞼下垂症の手術で肩こり・頭痛が改善した、という体験談を提供していて、他番組と同様、眼瞼下垂の肩こり・頭痛アプローチを展開しています。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

 ※2020.3.12 内容の修正と更新を行いました。


 

・ガッテン!の眼瞼下垂症への考え方のアプローチ


コンタクトレンズを使用する人口が増えたことや、人口に占める高齢者の割合が増加したことなどから「腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)」や「老人性眼瞼下垂(ろうじんせいがんけんかすい)」の症状を発症する方が増えています。

 

こうした状況を反映して、テレビ番組で眼瞼下垂が取り上げられることが目立ってきました。

 

それぞれに、眼科医へ診察依頼が増える現象も引き起こした過去の代表的な放送事例から、その概要をまとめてみました。



■「ガッテン!」NHK/2016年5月25日放送
立川志の輔師匠が司会を務める人気の生活情報番組で、「医学がお薦め!メークで体が若返る劇的ワザ」という副題で放送されました。


まぶたが下がるとアゴを上げる習慣がつくことで首や肩が常に緊張した状態となり、首や肩のこりにつながるメカニズムを紹介。

 

およその手術料金の紹介も行われました。

 

番組では、まぶたのたるみを簡単にチェックする方法も紹介されています。

 

それは、(1)目をつぶって両方の人差し指で眉毛を抑え、動かないようにする(2)そのまま、まぶたを開いて瞳孔にまぶたが掛かっているかどうかで判断する、というものです。

 


また、下がったまぶたを上げようとして眉毛を上げる働きをする前頭筋(ぜんとうきん)に力が入り、その緊張が後頭部にまで広がることで頭痛につながる、という説明もされています。

 

そして背中の筋肉は全てつながっているため、こうした緊張が腰に影響を及ぼす、という説明内容で腰痛になる理由も語られています。

 

この辺りの詳しい説明は、ブログ記事:なぜ肩こりや頭痛になるの?を参照ください。

 


この番組は、番組名が「ためしてガッテン」であった当時の2008年4月2日にも、「医学で解明!顔若返り」と題して眼瞼下垂を取り上げています。

 

ただ、このときは眼瞼下垂の手術イコール頭痛や腰痛、肩こりなどの改善につながる、というメカニズムに重点を置き過ぎたため、眼科医も含めた論争に発展してしまった経緯があります。

 

当院としても、眼瞼下垂症手術の効能としては、単純に、まぶたが開くようになることで、視界が広がることはお話をしても、

 

眼瞼下垂症手術により、頭痛や腰痛、肩こりが必ずしも治るわけではないということを説明させていただいております。

投稿者: 高田眼科

2016.08.15更新

※2020.3.12 記事内容を修正・更新をしました。


 

◼︎眼瞼下垂による症状

[後天性眼瞼下垂]の症状「腱膜性眼瞼下垂」で説明したように、「後天性(こうてんせい)眼瞼下垂」のほとんどを占める「腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)」。

 

腱膜性眼瞼下垂の「腱膜」とは、まぶたを上げる際に大切な「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」を指すのですが、詳しくは、ブログ記事:まぶたの開け閉めで説明しています。


腱膜性眼瞼下垂症になると、まぶたが上がらないだけでなく様々な自覚症状が表れますので注意が必要です。

 

そのメカニズムと共に紹介しましょう。


まず、挙筋腱膜の働きに支障が出ると眼瞼挙筋を補佐している「ミュラー筋」が収縮する力を貸りるのですが、ミュラー筋が眼瞼挙筋に強く引っ張られると、眉毛を上げる「前頭筋(ぜんとうきん)」が収縮し、首や肩甲骨を動かす「僧帽筋(そうぼうきん)」も収縮すると言われております。

 

したがって、 通常は上を見るときにしか収縮しない額や首、肩の筋肉が常に収縮した状態になってしまうため、緊張型の頭痛や肩こりが起こりやすくなります。

 

また、このミュラー筋が収縮するときは、緊張時に働く交感神経が活発になるため、目を開けている時間が長くなると、それだけ心身の緊張状態が続くため疲れやすく、不眠症を引き起こすこともあると言われております。


このように各筋肉が働くと、腱膜性眼瞼下垂の初期には眉の位置が上がる、額のシワが深くなる、二重の幅が広くなる、(白目の部分が多い)三白眼になる、眉の下がくぼむ、左右で目の大きさが違うなどの変化が表れます。


◼︎手術後の注意

腱膜性眼瞼下垂の治療は、挙筋腱膜を瞼板に再固定することで、まぶたを上げる力を取り戻すのを目的として行われますが、詳しい方法は、ブログ記事:眼瞼下垂症手術「挙筋腱膜前転法」でご確認ください。

 

当院でも、ほとんどが挙筋前転法で行われております。

 

そして、眼瞼挙筋腱膜前転法が難しいということもあり、最近では、手術手技が簡単な眉下切開法(まゆしたせっかいほう)をおこなうところが増えております。


ここでは、尾下切開術の手術後の注意に関して説明しましょう。術後3日は腫れやむくみが目立ちますので、できるだけ安静にし上まぶたを冷やしてください。この期間に患部を圧迫したり、こすったりしないでください。

 

抜糸は手術後7~10日後に行います。メイクは抜糸が済んでから、傷が落ち着いてからにした方がよいでしょう。

 

目立つほどの腫れは1~2週間で落ち着きますが、何となく腫れぼったい感覚、まぶたのツッパリ感は2~3ヵ月くらい続く場合もあります。


手術してから回復するまでの期間を「ダウンタイム」と呼びますが、これについては、ブログ記事:眼瞼下垂手術のダウンタイムに、より詳しくまとめています。



「眉下切開術(まゆしたせっかいじゅつ)」の場合では、眉毛下から離れた傷跡は目立ってしまうので、眉毛の下側の産毛の部位で切開し、なお且つメスを入れる角度を眉毛と平行にすることで、眉毛の毛根をできるだけ温存できます。


最終的に傷跡直上に眉毛が生えてくるようにすることが大切だと言われております。


通常、5~15mmの幅でたるみの程度に応じて紡錘形(ぼうすいけい)に切除します。


皮膚切除の際に、厚い皮下脂肪や眼輪筋を切除することになります。


手術後には、眉毛の位置は下がり、目と眉毛の距離は縮まります。


そのため目と眉毛のバランスを一番いいところにしたいため、眉毛下皮膚切除術の際に、前頭骨(額の骨)の骨膜に、眼輪筋を縫合・固定して眉毛の下降を防ぐ眉毛固定術を行うことがあります。


麻酔は局部麻酔で、手術は、一般的なクリニックでは、約40分~1時間。抜糸は通常術後7日目〜14日目に行います。


上眼瞼除皺術と比較して、術後の腫れが非常に少ないことがメリットです。また抜糸後は眉毛の下の傷跡をアイブロウで隠せます。



額の筋肉を使ってまぶたを上げれば、視界の制限にも対処できる程度の軽傷の場合は特に治療の必要はありません。

 

ただ、額の筋肉を上げて目を大きく開こうとするとき、後頭部から頭の上を通って眉毛にまで至る後頭前頭筋(こうとうぜんとうきん)が収縮します。

 

こうした状況が持続し、緊張して凝ったようになると血流の悪化に結びついて、頭痛や肩こりの原因ともなります。

 

こうしたメカニズムは、ブログ記事:なぜ肩こりや頭痛になるの? をご参照ください。

 


一方で老人性眼瞼下垂が重症になるとまつ毛を内側に押し込んで、いわゆる「逆さまつ毛」になり眼球を傷つけるケースも生じます。

 

もちろん、視野が制限されて生活に支障をきたす場合は治療が必要です。

 


老人性眼瞼下垂の治療は、まぶたに関わる筋肉への処置は行わず、たるんだ皮膚だけを切除することで視野が確保できる場合もありますが、

 

一般的には、眼瞼挙筋前転法を併用することが多いです。

 

当院では、皮膚切除術だけの眼瞼下垂症手術を選択することはありません。

投稿者: 高田眼科

眼瞼下垂なら 高田眼科併設眼瞼下垂治療センターまで

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるよう

な手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

  • tel_053-466-5551.jpg
  • 無料相談はこちら
staff staff blog