2016.02.17更新

※2020.3.12 記事内容を修正・更新いたしました。


 

・先天性眼瞼下垂って?

「先天性眼瞼下垂(せんてんせいがんけんかすい)」とは、 生まれた直後から、上まぶたが下がって開きにくくなっている状態を言います。

眼瞼下垂症の分類


その多くは、まぶたを引っ張り上げている「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という筋肉の発育不全によるもので9割を占めるともいわれ、「単純性下垂」と呼ばれています。生まれつきまぶたを上げる筋肉が働かないことや、力が弱いために眼瞼下垂になってしまいます。

この筋肉は、自分の意思で動かすことのできる随意筋で、骨格を動かす骨格筋でもあります。また、表情筋ではなく眼球の周りにつく外眼筋に含まれます。

このほか、眼筋と呼ばれる筋群の大部分を支配し、眼球の運動に関わる「動眼神経(どうがんしんけい)」が麻痺した「先天性動眼神経麻痺(せんてんせいどうがんしんけいまひ)」、あくびや水を飲むなど、口を開くと共に上まぶたが上がる「マーカスガン現象」などの神経の異常があります。

また、全身の疲労感が伴う「重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)」、左と右の目の間隔が特に離れたように見える「眼瞼裂狭小症候群(がんけんれつきょうしょうしょうこうぐん)」などによっても生じます。



・症状と治療について

先天性眼瞼下垂の症状は、どちらか片側の目の方に出る「片眼性(へんがんせい)」をとることが多いようで、約8割を占めるという数字もありますが、両側に症状が現れる「両眼性(りょうがんせい)」の可能性もあります。


視力に障害を及ぼすケースは多くはないものの、「斜視(しゃし)」や「弱視(じゃくし)」を伴うこともあります。斜視は、片方の目が正しい方向を向いているのに、もう片方の目がズレて向いている状態。

弱視は、視覚情報が伝わる経路上に支障があることで視力が弱まった状態を指します。眼鏡やコンタクトレンズを使っても視力が十分に出ない場合に弱視と判断されます。

通常は、弱視の程度はそれほど重くはないのですが、眼瞼下垂の症状が重くなればなるほど、弱視になる可能性が高まるといわれます。

治療は、瞳孔が完全に隠れてしまっている場合は早めの治療が必要になりますが、一部のまぶたの被りに過ぎず、赤ちゃんが見ようとしているのであれば、あわてて手術をせず視力を観察しながら成長を見守り、3歳を過ぎてから行うのが一般的です。

審美的な観点からも、ある程度、体の成長が安定する時期まで待ってから、手術する方が望ましいとも言えます。


いずれにしても先天性眼瞼下垂は、視力とも関わりますので眼科受診を継続することが大切。

さまざまな原因や症状が考えられるため、医師と相談しながら慎重にすすめてください。

投稿者: 高田眼科

眼瞼下垂なら 高田眼科併設眼瞼下垂治療センターまで

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるよう

な手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

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