2016.02.24更新

※2020.6.29 記事内容の修正・更新を行いました。


 ◼︎眼瞼痙攣って、どんな疾患?

眼瞼痙攣(眼瞼けいれん)の画像

「眼瞼下垂(がんけんかすい)」と同じように瞼(まぶた)が上がりにくくなるものの、

眼瞼下垂症に認められる動眼神経、眼瞼挙筋、眼瞼挙筋腱膜などに異常がない「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」につながる原因疾患に「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」があります。


一般的に痙攣(けいれん)と言うと、自分の意志とは関係なく筋肉がピクピクと動くイメージがあります。

 

これを「不随意の筋肉の収縮」と言いますが、眼瞼痙攣は、このように目の周囲がピクピク動くといった症状のほか、「光がやたらとまぶしくなる」「目を開けているのがつらい」「目がしょぼしょぼする」「まばたきが増える」「目が乾いた感じがする」などを自覚します。


眼瞼痙攣より、むしろ「顔面痙攣(がんめんけいれん)=片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)」の方に認知度があるかもしれません。

 

どちらも「痙攣」という病名がついているので、筋肉がピクピクする病気と思いがちですが、顔面けいれんは片側の顔面筋がピクピクする症状が必ず現れることから、顔面けいれんは、片側顔面痙攣ともいいます。

 

顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。

 

初期の状態では眼精疲労などにより、まぶたのピクピクする症状との区別が困難ですが、徐々に進み、あごの下の筋肉も痙攣するようになります。

 

頻度は、最初は緊張したときなど時々だけですが、徐々に痙攣している時間が長くなっていきます。

 

やがて一日中、ときには寝ていてもおこるようになることもあります。


これに対して眼瞼痙攣は、ピクピクするような筋肉の動きが必ずしも伴うとは限りません。

 

むしろ目が開けづらくなって物にぶつかるなどの事態が生じ、重症になるにつれて全く目が開けられなくなって、視力があるのに失明と同じ、機能的失明という深刻な状況も心配される疾病です。


こうした症状が、眼瞼下垂と似て異なる偽眼瞼下垂につながることがあります。


さらに、この2つの疾病は初期症状が似ているため、区別がつきにくくなっています。


この眼瞼痙攣は、もう一つ「ドライアイ」と間違えられることも多いのです。

 

ドライアイとは「乾燥性角結膜炎」とも言うように、涙の不足などで目が乾いてしまい、傷や障害が発生する疾病ですが、

 

「目がしょぼしょぼする」などの症状が似ているため、眼瞼痙攣だったのにドライアイの治療をされて一向に症状が改善されないという事例も多いと言えます。

 

ドライアイと診断され,種々のドライアイ治療に抵抗する患者の 57%(ドライアイと診断された患者の 8.6%)が眼瞼けいれんであったという報告もあるぐらいです。

 

また、眼精疲労や自律神経失調症、更年期障害などと診断されることもあるので、眼瞼痙攣の症状を自覚したら診断も慎重に進めておきたいものです。


◼︎眼瞼痙攣(眼瞼けいれん)の原因は未解明


さまざまな疾病との紛らわしさを指摘されるのは、眼瞼痙攣の原因が完全に解明されたわけではない、という事情が影響しているかもしれません。

 

大脳の一部の機能障害でまぶたに関係する動きに異常が発生するという説や、頭蓋内での血管による神経の圧迫という原因を指摘する医師もいますが、それが確かに認知されているというわけでもありません。

 

また、抗うつ剤など、全く別の病気で服用した薬剤で発症し、服用を止めたら眼瞼痙攣の症状もなくなったという事例や、パーキンソン病などによる発症なども報告されています。

 

しかし、まだ完全には解明されていない疾病の一つです。

投稿者: 高田眼科

2016.02.24更新

※2020.3.12 記事内容の修正・更新を行いました。


 

◼︎眼瞼下垂は肩こりや頭痛の一因

肩こりや頭痛は、多かれ少なかれ誰しも抱える症状ですが、その程度がひどくなると、整形外科や整骨院、整体院などに通院される方もいらっしゃると思います。

 

ただ、そういった病院で、CTやMRIで検査を受けても原因が分からず、薬をもらっても治らないと悩まれていたり、整骨院の施術でもほとんど解消されない、という方も多いのではないでしょうか。

 

そんな場合、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」から肩こりや頭痛などの症状が生まれているケースも考えられます。

 

ただ、一部で「頭痛・肩こりの原因はすべて眼瞼下垂」と解釈されかねない説明がなされたこともあり、誤解を受けやすいテーマでもあります。

 

高田眼科においても、眼瞼下垂症手術の説明の際には、手術により頭痛・肩こりなどが治るというような説明はしておりません。

 

過度な期待を持たせて、手術を無責任に勧めることを良しとしていないからです。

 

確かに、眼瞼下垂症手術を受けられた方の多くで、肩こり・頭痛が改善したということは、日常茶飯事ですが・・・・

 

眼瞼下垂は、あくまで"肩こりや頭痛の原因の一つ"という事実を改めてご確認のうえ、お読みください。


◼︎ミュラー筋の緊張が原因に

肩こりや頭痛の一般的な原因は、頚椎(けいつい)や椎間板(ついかんばん)など骨格の状態悪化、あるいは血管の炎症など、さまざまな体のトラブルに起因しますが、眼瞼下垂と関係するとみられる筋肉との関係をみていきましょう。


この場合の肩こりは、首筋や背中の筋肉のこわばりから生まれますが、そうした筋肉のこわばりに眼瞼下垂が関連します。

 

ミュラー筋の過緊張により、肩こり・頭痛が引き起こされていると考える学説があります。

 

その説では、「まぶたの働き」で、まぶたを開け閉めする筋肉について説明していますが、眼瞼下垂になると、まぶたを上げる「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」を補佐している「ミュラー筋」が力を貸すようになります。

 

すると、このミュラー筋を支配している交感神経(意思とは関係なしに働く自律神経の一つ)が常に緊張している状態になるため、首周辺の筋肉まで力が入ってしまって、肩こりにつながるのです。


さらに、こうした筋肉の緊張が血流の悪化に結びついて発症する緊張性頭痛まで引き起こすと考えております。

 

朝から痛む場合もあれば、夕方に疲れるに従って痛むケースもありますが、頭痛の大半は、この緊張性頭痛といわれ、「肩こり頭痛」といわれる先生もいらっしゃいます。

 

一般的に「頭全体が締め付けられるように痛む」と、その特長が表されます。


まぶたに関わる「ミュラー筋」という筋肉が、眼瞼下垂によって体全体に悪い影響を与えることもあるとも言われております。

 

◼︎前頭筋の緊張が原因だと単純に考えた方がわかりやすい。

 

高田眼科では、ミュラー筋の過緊張説は行き過ぎた誤解を産むとして、その正誤については言及しないようにしております。

 

むしろ、単純に、眼瞼下垂症になれば、前頭筋が補助することにより、下垂症状の代償が働きます。

 

わかりやすく言えば、眉を引き上げることで、まぶたを開こうとする代償です。

 

じつは、前頭筋は、そのまま、僧帽筋などの頭部や首、肩の筋肉と繋がっており、

 

前頭筋の緊張状態が、そのまま、頭部や首、肩の筋肉の緊張を引き起こし、

 

ひいては、慢性の肩こり、頭痛を悩まされることになるという考え方です。

 

この説明の方が、単純でわかりやすいと思います。

 

眼瞼下垂症手術を行うと、眉が下がります。つまり、前頭筋の緊張が取れます。

 

術前、オデコのシワが強い症例、眉の引き上げが強い症例ほど、術後の肩こり、頭痛の改善の度合いが強いイメージです。

 

最初に述べたように、過度な期待を持って、眼瞼下垂症手術を受けられるのは、よくないとは思いますが、

 

本当に肩こりや頭痛で悩まされていて、何とかしたいという気持ちが強いのであれば、眼瞼下垂症手術を前向きに検討されてもよいと思います。

投稿者: 高田眼科

2016.02.24更新

※2020.3.12 記事内容の修正・更新をいたしました。


■まぶたの開け閉めする4つの筋肉


私たちがまぶたを開けたり閉めたりする際は、①「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」、②「ミュラー筋」、③「前頭筋(ぜんとうきん)」、④「眼輪筋(がんりんきん)」の4つの筋肉を使っています。

 

①眼瞼挙筋は、まぶたを上げる際の動力の主役となる筋肉で、この筋肉に障害が発生することが、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の重要な要因となります。


まぶたを上げる(開ける)ときに大きな力になる筋肉である眼瞼挙筋ですが、

 

眼瞼挙筋はまぶたの後ろにあって、まぶたの先に近づくにつれて「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」という薄くて堅い膜になり、まぶたの先端部分にある「瞼板(けんばん)」という板状になった軟骨の前面に付着しています。

 

まぶたは、まず脳(動眼神経核)から動眼神経を通って眼瞼挙筋に信号が送られることで、

 

この筋肉が収縮し、さらに挙筋腱膜を介して瞼板が引っ張られることによって上がります。


②また、眼瞼挙筋の裏側で瞼板に直接つながっているのが「ミュラー筋」で、この筋肉も補助的にまぶたを上げる働きをしています。

 

体全体につながる筋肉で、交感神経に支配されているため、緊張感が続くと肩こりや腰痛などの原因になるともいわれます。

 

ミュラー筋の役割は、感情、特に驚いたり、怒ったりした際に、目をほん少し見開く際に働く筋肉です。



③そして、前頭筋は顔の表情をつくる筋肉の一つで、眉毛の上から頭頂部付近まで縦に伸びています。眉

 

毛を上げる役割を果たし、同時に額にシワを作ることになります。

 

目を見開くようにまぶたをあける場合がありますが、このときは前頭筋を使っているのです。

 


④一方で、まぶたを閉じる際に使う筋肉が、眼輪筋です。

 

上まぶたから下まぶたにかけて、その名の通り輪のようにまぶたの周囲をくるくると同心円状に取り囲むようについていて、これが収縮することでまぶたが閉じられます。

 

前頭筋と同じく表情をつくる筋肉の一つです。



眼球を上に回転させる働きがあり、白目をむくようなときにも使われる「上直筋(じょうちょくきん)」を、まぶたを上げる筋肉に含ませることもあります。


眼瞼下垂は、挙筋腱膜と瞼板が外れたり、挙筋腱膜が伸びてしまうことで、眼瞼挙筋の力がまぶたに伝わりにくくなった状態から発症することが多く、腱膜性眼瞼下垂症と呼ばれるものです。

投稿者: 高田眼科

2016.02.24更新

※2020.3.12 記事内容の修正と更新をおこないました。


 

私たちは普段、特に意識することなく、まぶたを開いたり閉じたり、まばたきを繰り返していますが、このまぶたの働きや構造に問題が生じた際に、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」が発生するのです。


まぶたは、上まぶたと下まぶたで一組になっていて、表面は薄い皮膚で覆われ、裏側は結膜とつながっています。


眼瞼下垂とも密接に関わる「見る」メカニズムをまず説明しましょう。


眼球の表面には角膜というドーム状の透明でやや硬い膜があります。さらにその奥には虹彩(こうさい)というカメラでいう絞りがあり、ここで光の調節をしています。

 

日本人の虹彩は、メラニンによって茶色になりますが、白人の場合はメラニンが少ないためグリーンやブルーの色合いになるようです。

日本人でも、この虹彩の色素が白人のように少ないかもいらっしゃいます。

 

角膜の裏には、カメラでレンズの役割をする水晶体があり、オートフォーカスのようにピントの機能を果たす網様体筋によってその厚さを変え、自動的にピントが合うように像を網膜に投影します。

 

さらにこの像を視細胞が認識して脳に届けるというメカニズムで私たちは「見る」という感覚を得ることができるのです。


さて、角膜にはこのように大切な働きをする眼球を守る役割もあるのですが、さらにその角膜を物理的に守っているのが、まぶたなのです。

 

物を見るときはまぶたを開き、眠るときはまぶたを閉じますが、ホコリや光などを感じたときは、瞬時に閉じて眼球にフタをするように保護するのも、まぶたの重要な役割です。

 

また、閉じたり開いたりしてまばたきをすることで、塩分を含む液体でもある涙を出して汚れを洗い流したり、目の表面に涙の膜を作って、目が開いた状態でも目が乾かないように保護する働きも行っています。

 

また、涙にはリゾチームという殺菌作用をもった物質が含まれており、微生物の侵入や感染を予防する働きをします。

 

涙には目の表面の傷を治癒する成分が含まれています。

 

目の表面を涙が潤して滑らかにすることで、光が正しく屈折して物を鮮明に見ることができるのです。

 

つまり、まぶたは、角膜を含め、オキュラーサーフィス(目の表面)にとって大事な涙を角膜全体に行き渡らせる大事な役割を受け持っているとも言えます。



人がこのように、まぶたの開け閉めを行ってさまざまな働きをする際は、主に「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」、「ミュラー筋」、「前頭筋(ぜんとうきん)」、「眼輪筋(がんりんきん)」の4つの筋肉を使っています。

 

特に眼瞼挙筋は、まぶたを上げる際の動力となる筋肉で、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の重要な要因となります。

投稿者: 高田眼科

2016.02.24更新

2020.3.26 記事内容を修正・更新しました。


 

◼︎「眼瞼下垂」の症状

眼瞼下垂になると目が開きにくく、まぶたが重いと感じるようになり、特に夕方になるとより強くこの症状を実感するようになります。

 

このような感覚を感じて、まぶたを上げるのが難しくなると、その代わりに額を動かして、まぶたを上げようとします。

 

すると、眉毛が高く上がったり、おでこに深いシワがよってしまうような状態が引き起こされます。

 

いわゆる、前頭筋による代償という状態です。

 

まぶたを動かす筋肉も関係しているため、一重まぶたが二重になったり、二重まぶたの幅が広がったり、さらにまぶたが三重になって、女性はメイクをする際にアイライナーがうまくひけないという経験をすることもあります。

 

また、視野が狭くなるため、アゴを上げて周囲の状況や下の方を見るようになり、動作も何となく不自然になります。


眼瞼下垂は、このような見た目だけの問題のほかに、眼精疲労や頭痛、肩こりを引き起こすこともあり、目の奥に痛みを感じることもあります。

 

そして、特に先天的な眼瞼下垂では、視力に影響を与える可能性もあります。

 

適正な時期(7〜10歳まで)に対処しなければ、弱視は治療不可能になったり、治療効果が十分出ずに、一生、弱視が固定化してしまう可能性があります。



◼︎「眼瞼下垂」のタイプと原因

眼瞼下垂は、生まれつきにまぶたが下がっている「先天性眼瞼下垂」と、生まれた後に何らかの原因でまぶたが下がってしまう「後天性眼瞼下垂」に分類されますが、似た症状でありながら眼瞼下垂ではない「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」というタイプもあって、一人ひとりの患者さんごとにタイプが分かれます。


眼瞼下垂の原因は、まぶたを上げる筋肉に異常がある場合、その筋肉を動かす神経に何らかの異常が生じた場合、または、まぶたの一部で収縮することによってまぶたを上げる働きをする「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」の異常が原因で起こる場合の3つに大きく分けられます。


まぶたを上げる部分はデリケートな構造になっているので、花粉症やコンタクトレンズを使うときなどに、まぶたを強くこする行為を続けているだけで眼瞼下垂になってしまうため、注意が必要です。

 

詳しい原因を診断し、さらにその程度によりふさわしい手術方法を選択しなければなりません。

投稿者: 高田眼科

2016.02.24更新

2020.3.28 記事内容を修正・更新しました。


まぶたが通常の位置より下がって、目が開けづらくなるような状態のことを「眼瞼下垂(がんけんかすい)」といいます。

 

眼瞼下垂になると、まぶたが下がってしまうため、視界が狭くなり、物が見えにくくなります。

 

また、まぶたが下がることによって、周囲からはいつも眠たそうな表情に見えてしまう傾向にあります。



眼瞼下垂かどうかの目安として、一般的には、"MRD(margin-reflex distance)"が使われます。

 

これは"上まぶたの縁から黒目の中央部の距離"を指します。この距離が3.5mm以下になった場合に、眼瞼下垂と診断されます。

 

ここで言う「黒目の中央部」を瞳孔(どうこう)といいます。

 

日本人の黒目は、実際は茶色がかった虹彩(こうさい)の中央に黒く丸い部分がありますが、これが瞳孔と呼ばれている部分です。

 

正常に目が開いている人の場合でも、黒目の上の方に上まぶたが少しかかっていて瞳は全体の80%ほど露出し、瞳孔は100%露出しています。この場合の"上まぶたの縁と黒目の中央部の距離"は3.5~4.0mm程度です。



軽度の眼瞼下垂では、上まぶたは瞳孔にかかり、この場合の距離は1.5mm前後、中程度では0.5㎜前後。重症になると上まぶたが瞳孔をふさいでしまうことになり、距離の数値はマイナスとなります。


光は、瞳孔を通って目のなかに入ってきます。瞳孔を調節する虹彩は、よくカメラの絞りに例えられますが、光が強いと、まぶしくならないために小さく縮み、夜間や暗い場所では大きく開いて目の中に入る光の量を多く取り入れるようにする役割があります。

 

人が物を見るメカニズムは、瞳孔から入ってきた光が網膜に当たるところから始まりますので、瞳孔を隠してしまう眼瞼下垂は、見た目はもちろん目にとって深刻な事態と言えます。

 

例えば、高齢者が寝たきりとなるのは、転倒からの骨折が契機になることが多いと言われておりますが、転倒の原因としては、体の筋力の低下は勿論ですが、視機能の衰えというのも無視できません。

 

高齢者の視機能の低下の要素として、白内障は最初に考えられる要素だと思います。

 

しかしながら、眼瞼下垂症が見過ごせませんと言われたら、如何でしょうか?

 

眼瞼下垂症により、上下方向の視野狭窄が発生しますが、これは、まっすぐ正面を見たときに、足元が見えないということになります。

 

つまり、足元が見えなければ、モノでつまずいたり、足を踏み外したりするなどで、転倒のリスクが高くなると言えます。

 

光刺激というのは、松果体を刺激し、松果体ホルモンであるメラトニンの産生を抑えます。

 

メラトニンは、体内時計を司るホルモンであり、催眠効果があります。

 

分泌されると眠くなります。人は目を閉じた状態でいると眠くなります。

 

目を開けようとしても、眼瞼下垂症であれば、目を半分閉じた状態であるのであれば、網膜への光刺激が少なくなり、結果として覚醒が落ちます。

 

高田眼科では、長距離のトラックドライバーの方が多く眼瞼下垂症の手術を受けられ、仕事が楽になったと言っていただいております。

 

眼瞼下垂症が治ることで、網膜への光刺激が十分確保できるようになったため、脳の覚醒が保たれるようになったと考えることができます。

 

しかしながら、眼瞼下垂症の病気の本態は、あくまで瞼が下がり瞳孔が隠れてしまうことです。

 

眼瞼下垂症手術は、瞳孔に掛かっているまぶたを開けやすくするだけの手術です。

 

個人的には、脳の覚醒などをこじつけて、手術を強引に進める風潮には、疑問を持っております。

 

眼瞼下垂症には、緊急性は全くなく、リスクがないわけでもないことから、安易に手術をうけることは、オーバートリートメント(過剰治療)と考えております。

 

高田眼科の手術適応の要件の一つは、手術を受けることで、患者さんの人生がハッピーになるか?どうか?です。

 

ドクターのエゴで行うべきモノではないと思いますので、手術を受けるにあたっては、熟慮の上で決定されると良いと考えます。

投稿者: 高田眼科

2016.02.17更新

2020.3.29 記事内容を修正・更新しました。


 

・単純性眼瞼下垂って?

「単純性眼瞼下垂(たんじゅんせいがんけんかすい)」は、「先天性眼瞼下垂」のなかで約9割を占めるともいわれる最も一般的な症状で、生後から1年以内に発症します。

 


原因は、まぶたを上げる役割をする「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という筋肉の発育不全、もしくは上眼瞼挙筋を動かす神経の発達異常によるものと考えられております。

 

生まれつきまぶたを上げる筋肉が働かないことや、その筋肉の力が弱いことから、まぶたが下に垂れ下がる「眼瞼下垂」になってしまいます。

 

目の両側に症状が現れる「両眼性(りょうがんせい)」の場合もありますが、約8割は、どちらか片側の目の方に症状が出る「片眼性(へんがんせい)」のことが多いです。

 


単純性眼瞼下垂では、眼瞼下垂以外の眼球運動障害などの障害は、ほとんどみられることはありません。

 

したがって基本的には、眼科医のもとで推移を見守る場合が多いようです。

 

ただ、単純性眼瞼下垂においても片方の目が正しい方向を向いているのに、もう片方の目がズレて向いている「斜視」や、視覚情報が伝わる経路上に支障があることで視力が弱まった「弱視」を伴うケースがみられますので、症状に応じた治療が求められます。

 



・治療について

単純性眼瞼下垂の治療にあたっては、まぶたを上げる挙筋機能の力が残っている場合と、残っていない場合とで方法が異なります。

 

力が残っている場合は、ゆるんでしまった腱膜を、筋肉を傷つけずにまぶたの内にある「瞼板(けんばん)」に単純に再固定する「挙筋前転法(きょきんぜんてんほう)が主に用いられます。

 

一方、まぶたを上げる力が残っていないか、かなり弱まっている場合は、「筋膜(または腱)移植による吊り上げ術」を行うことが多いようです。

 

ただし、筋膜移植による吊り上げ術には、いろいろと問題もあり、なるべくなら避けるべき手術方法だと高田眼科では考えております。

 

この方法は、まぶたと、まゆげや額を上げる「表情筋(ひょうじょうきん)」のひとつである「前頭筋(ぜんとうきん)」の間に、通常は大腿の筋膜や前腕の腱を移植し、前頭筋の力でまぶたを上げる手術です。

 

筋膜を移植する場合には、上記のように、大腿(ふともも)、前腕(うで)に、傷が残りますし、移植した後に時間が経つと、周辺組織と癒着したり、また、段々と縮んでくるので、瞼の挙がり方に歪みが出てしまい、修正に難儀するケースがあります。

 

そのため、ゴアテックスやシリコン糸など人工材料を使うほうがメリットがあると考えられております。

 

なお、子どもの場合の眼瞼下垂の手術は、全身麻酔が基本となってきますので、局所麻酔ができる思春期まで手術を待つことが多いです。

 


手術で、まぶたが上がりすぎて「過矯正(かきょうせい)」になったときに、眼瞼下垂とは逆の「閉瞼不全(へいけんふぜん)」の状態になることがあるため、注意が必要です。

 

先天性眼瞼下垂症を持つ方は、目を開く力も弱い分、目を閉じる力も弱いケースが多く、閉瞼不良が発生しやすいといえます。

 

「兎眼(とがん)」とも呼ばれるこの閉瞼不良の症状は、目を閉じようとしたときに上まぶたがきちんと閉じられず白目がのぞいてしまうもので、眼瞼下垂症手術の合併症以外には、顔面神経麻痺によっても引き起こされます。

 

眼瞼下垂症手術後の場合、概ね、3ヶ月程度で改善するケースが多いように思いますが、それ以上続く場合には、修正手術を検討した方が良いように思います。

投稿者: 高田眼科

2016.02.17更新

2020.8.5 記事内容を更新


 ■偽眼瞼下垂とは、なに? 眼瞼下垂症との違いを分かりやすく説明します。


 


偽眼瞼下垂症に悩む女性の画像

 「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」は、「まぶたが重く開けづらい」など、眼瞼下垂と似たような症状をもつため、そう呼ばれます。

まぶたを上げる筋肉や腱自体には問題がないため、まぶたを開けようと思えばしっかり開くのですが、皮がたるんでたり、自然と目を細めて見てたり、また、眼がへこんでしまっているなどで、一見、まぶたが下がって見える状態です。


まぶたは、脳からの信号が主に動眼神経を介して、眼瞼挙筋につたわり、眼瞼挙筋の収縮によって発生した力が、眼瞼挙筋腱膜→瞼板→まぶた全体に伝わることで開いているわけですが、

通常の眼瞼下垂であれば、その系統に異常が発生し、まぶたが上がりにくくなり下がります。

偽眼瞼下垂症は、そういった動眼神経、眼瞼挙筋、眼瞼挙筋腱膜、瞼板軟骨などに異常が認められない眼瞼下垂に似た状態ということです。

言ってしまえば、眼瞼下垂症ではあるのですが、医学的には分けて考えてます。
 

偽眼瞼下垂症は、原因によって、次のようにいくつかに分けられます。

 

「眉毛下垂(びもうかすい)」は、加齢によって眉毛が自然に下がってしまった状態です。

 

「眼瞼けいれん」は、まぶたを閉じる筋肉が過剰に緊張して開きにくくなった状態を示します。

 

「眼球陥凹(がんきゅうかんおう)」は、眼球が陥没したような症状を見せますが、外傷や甲状腺の病気から起きる場合もあります。

 

「小眼球症(しょうがんきゅうしょう)」は、先天的に眼球が小さい疾患で、ときには全盲の場合もあります。

 

「眼瞼皮膚弛緩症(がんけんひふしかんしょう)」は、加齢によってまぶたがたるんで視界が狭くなる症状です。

⑥「外斜視における片目つむり」は、外斜視では、両眼視では焦点が合わないため、患者は片目をつぶって、両眼で見ることでの不快感を緩和させようと無意識に行います。結果として、眼瞼下垂のようにみえます。治療は斜視の手術です。


これらのほかに、抗精神薬の服用によってまぶたが下がるケースもあるようです。

 

いずれにしても、目が開きにくい状態は、肩こりや頭痛、眼精疲労などを引き起こしますので、偽眼瞼下垂も早めの治療をおすすめします。


■偽眼瞼下垂症に対しての治療について


 学問的には、眼瞼下垂症と偽眼瞼下垂症とを区別して考えるようになっておりますが、実際には眼瞼下垂症と偽眼瞼下垂症は合併することが多いです。

例えば、腱膜性の眼瞼下垂症も、皮膚のタルミによる偽眼瞼下垂症も、ともに、原因の大部分が「加齢」であることを考えれば、分かりやすいと思います。


したがって、治療としては、眼瞼下垂症による挙筋腱膜などの異常があれば、腱膜へのアプローチが必要であると同時に、偽眼瞼下垂症による皮膚のたるみがあるのであれば、皮膚切除が基本となります。 

しかしながら、術者によっては、眼瞼下垂症の治療と偽眼瞼下垂症の治療を別々の概念として分けて考えます。

結果として、1次手術として、眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)を行い、2次手術として、偽眼瞼下垂症に対しての手術(皮膚切除)を行うこととし、始めから2度の手術を計画する場合もあります。

高田眼科(ひとみ眼科)では、ほとんどの症例で、TKD切開・ファシアリリース法(厳密には、眼瞼挙筋前転法に分類される手術方法)をお勧めする理由として、

このTKD切開・ファシアリリース法であれば、偽眼瞼下垂症の原因である皮膚の余剰を切除しつつ、同時に、眼瞼挙筋腱膜の異常を直すことが出来るからです。

言い換えれば、眼瞼下垂手術が一回で終わる可能性が高いからと言えます。

逆に言えば、眉下切開法(アイリフト)を単独で行うことをお勧めしないのは、この手術方法では、純粋に偽眼瞼下垂症の要素、特に皮膚の弛緩の状態のみの治療となり、眼瞼挙筋腱膜への治療が出来ず、ひたすら皮膚だけを切除するという的を得ない手術となる可能性が高いと言えるからです。

せっかく、手術を覚悟して受けられるのであれば、一番成功率の高く、理にかなっている手術を選ぶべきだと考えます。


▶︎▶︎▶︎もし、偽眼瞼下垂症なのか?眼瞼下垂症なのか? を悩まれてる方は、眼瞼下垂症治療専門の高田眼科にまで、お気軽に相談ください。



次に、純粋な偽眼瞼下垂症を前提として、治療のアプローチを説明させていただきます。

 

眼瞼下垂のような症状でありながら眼瞼下垂ではない偽眼瞼下垂は、アゴを上げて見たり、眉毛を上げたりするよう になるのも後天性眼瞼下垂と似ています。

そこで、単に皮膚がたるんでいるだけなのか、原因となるほかの病気があるかについての検査から始めます。

 

それによって当然、治療法も違ってきます。大まかにいうと、皮膚のたるみがまぶたにあるのか、それともおでこにあるのかによって区別され、それぞれ症状によってふさわしい治療が選ばれます。


まぶたのたるみがまぶたにある場合は、皮膚のたるみを折りたたんで視野を広げる「埋没法」が軽度の症状の場合には検討されます。

 

たるみが重度の場合は、手術による「切開重瞼(せっかいじゅうけん)」「単純皮膚切除術」を行います。

 

もともと二重まぶただったのに奥二重になった、などの方には眉の下で切開するため「眉毛下切開」ともいわれる「上眼瞼(じょうがんけん)リフト、アイリフト」があります。


次に、おでこにたるみがある場合は、眉毛の上のたるんだ皮膚を切除する「ブローリフト」があります。

 

また、おでこ全体が下がってしまってまぶたに影響を与えている場合は生え辺りを切開する「前頭部リフト」も行われていますが、ご自身の症状と効果、手術後の経過などについて、さまざまな点を考慮に入れて、経験豊富なドクターと相談されたうえで決定してください。

投稿者: 高田眼科

2016.02.17更新

※2020.3.12 記事内容を修正・更新いたしました。


・後天性眼瞼下垂とは?


「後天性眼瞼下垂(こうてんせいがんけんかすい)」とは、普通にまぶたが開いていた人が、徐々に、あるいは急にまぶたが下がってきた状態です。

 

ほとんどの場合は、目の「腱膜(けんまく)」が伸びたり、ゆるんでしまうことにより、まぶたが少しずつ下がる「腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)」です。

 

まぶたは、「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきん)」の収縮によって上がりますが、この筋肉が、途中から薄い膜状になるのが腱膜です。

 

加齢で筋力が落ちることで起きる場合が多いようですが、目を強くこする癖のある人にも起きます。

 

そのほかにもハードコンタクトレンズを長期間、装用した場合や、白内障や緑内障手術などの経験者に生じてくることもあります。

 

ハードコンタクトレンズ装用に伴うのは、ハードコンタクトレンズは外す際に、まぶたを引っ張ることで、眼瞼挙筋腱膜が断裂するからです。

 

白内障や緑内障手術後に起こるのは、手術の際に、開瞼器というまぶたを強制的に開く器具を使うのですが、無理やり開き過ぎて、眼瞼挙筋腱膜を傷つけられたことで起こります。

 


後天性眼瞼下垂は、このほかにも、神経や筋肉の異常によって起きる場合もありますので生活するうえで注意が必要です。

 

神経の原因としては「動眼神経(どうがんしんけい)」や「交感神経(こうかんしんけい)」の麻痺や異常、筋肉は「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」や「ミュラー筋」に異常がある場合です。

 

眼瞼挙筋は動眼神経の刺激で作用し、ミュラー筋は交感神経の刺激で作用する関係にありますが、

 

まぶたに関しては、ブログ記事「まぶたの仕組みを知ろう」をご覧ください。


神経が原因の場合の眼瞼下垂症は、外眼筋の麻痺も合併することが多く、結果、斜視になることで、乱視でないのに物が二重に見える「複視(ふくし)」を自覚することが多いです。

 

その一方で、筋肉・腱膜が原因の場合は複視が悪化することがありません。


・症状と治療について

後天性眼瞼下垂の症状は、数年間かけて徐々に現れるため、自分では気づかぬ内に症状が悪化してしまうこともあります。

 

ただ、眼瞼下垂による見えづらさをカバーするために眉を持ち上げたり、アゴを上げたりするようになると要注意です。

 

長期間、繰り返してしまうと、額のシワが増えてしまうこともあります。

 

逆に、額のシワがヒドい人は、眼瞼下垂症である可能性が高いとも言えます。

 

さらに日常生活のなかで、上まぶたが重い感じがあり、目が開きづらい状態になっているので

 

肩こりや頭痛、視力の低下など、さまざまな症状を引き起こします。

 

したがって、後天性の眼瞼下垂と診断された場合は、早めに治療を受けたいものです。

 


治療では、眼瞼挙筋を切除して短縮する「挙筋短縮法(きょきんたんしゅくほう)」が昔から行われてきましたが、ミュラー筋を傷つける危険性が高いため、最近は重度の眼瞼下垂に実施されるようです。

 

現在、ゆるんでしまった腱膜を、筋肉を傷つけずにまぶたの内にある「瞼板(けんばん)」に再固定する「挙筋前転法(きょきんぜんてんほう)」が主流になっています。

 

高田眼科での手術も、ほとんどがミュラー筋を傷つけることを避けるために、眼瞼挙筋前転法を選択しております。

投稿者: 高田眼科

2016.02.17更新

※2020.3.12 記事内容を修正・更新いたしました。


 

・先天性眼瞼下垂って?

「先天性眼瞼下垂(せんてんせいがんけんかすい)」とは、 生まれた直後から、上まぶたが下がって開きにくくなっている状態を言います。

眼瞼下垂症の分類


その多くは、まぶたを引っ張り上げている「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という筋肉の発育不全によるもので9割を占めるともいわれ、「単純性下垂」と呼ばれています。生まれつきまぶたを上げる筋肉が働かないことや、力が弱いために眼瞼下垂になってしまいます。

この筋肉は、自分の意思で動かすことのできる随意筋で、骨格を動かす骨格筋でもあります。また、表情筋ではなく眼球の周りにつく外眼筋に含まれます。

このほか、眼筋と呼ばれる筋群の大部分を支配し、眼球の運動に関わる「動眼神経(どうがんしんけい)」が麻痺した「先天性動眼神経麻痺(せんてんせいどうがんしんけいまひ)」、あくびや水を飲むなど、口を開くと共に上まぶたが上がる「マーカスガン現象」などの神経の異常があります。

また、全身の疲労感が伴う「重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)」、左と右の目の間隔が特に離れたように見える「眼瞼裂狭小症候群(がんけんれつきょうしょうしょうこうぐん)」などによっても生じます。



・症状と治療について

先天性眼瞼下垂の症状は、どちらか片側の目の方に出る「片眼性(へんがんせい)」をとることが多いようで、約8割を占めるという数字もありますが、両側に症状が現れる「両眼性(りょうがんせい)」の可能性もあります。


視力に障害を及ぼすケースは多くはないものの、「斜視(しゃし)」や「弱視(じゃくし)」を伴うこともあります。斜視は、片方の目が正しい方向を向いているのに、もう片方の目がズレて向いている状態。

弱視は、視覚情報が伝わる経路上に支障があることで視力が弱まった状態を指します。眼鏡やコンタクトレンズを使っても視力が十分に出ない場合に弱視と判断されます。

通常は、弱視の程度はそれほど重くはないのですが、眼瞼下垂の症状が重くなればなるほど、弱視になる可能性が高まるといわれます。

治療は、瞳孔が完全に隠れてしまっている場合は早めの治療が必要になりますが、一部のまぶたの被りに過ぎず、赤ちゃんが見ようとしているのであれば、あわてて手術をせず視力を観察しながら成長を見守り、3歳を過ぎてから行うのが一般的です。

審美的な観点からも、ある程度、体の成長が安定する時期まで待ってから、手術する方が望ましいとも言えます。


いずれにしても先天性眼瞼下垂は、視力とも関わりますので眼科受診を継続することが大切。

さまざまな原因や症状が考えられるため、医師と相談しながら慎重にすすめてください。

投稿者: 高田眼科

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な手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

当院では、「何が原因で悪くなってしまったのか」を患者様とともに考え、治療後のよい状態を常に保つことができるような手術を行います。眼科治療を通じて国民の皆様の全身的な健康に寄与することを目標に努力してまいります。

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